Translate

ページ

2015年8月20日木曜日

こて先温度計シールド+PSoC4 BLE PIONEER KIT

こて先温度計シールドI2C接続の小型LCD搭載ボード(3.3V版)
今度は(PSoCまつり2015以来積んであった)PSoC4 BLE PIONEER KITとを組み合わせて使って
こて先温度計を作ってみました。
(PSoCの勉強も兼ねた習作です。)



こて先温度計シールドの3.3V化


    プログラム

    • 作成したプログラムはこちらに置きました(PSoC Creator 3.2SP1にて作成)。
    • CapSense CSD スライダでコントラスト調整可能とした版←ボタン電池で使用する場合はこちらをご利用ください。
    • ノウハウ
      • PSoC Creatorで、sprintfにおける浮動小数点(%f)の取扱いがうまく表示されない問題に悩みました。PSoCにお詳しい中村様に助けて頂きました。
        • 原因1: デフォルトでリンクされる小さなlibcにおいて、浮動小数点対応を不足している。
          対策:浮動小数点対応のprintfライブラリを追加する。(参考)([Project]-[Build Settings]を開き、下図のようにARM GCCのLinkerセクションの”Use newlib-nano Float Form”を"Yes"に設定)
        • 原因2:デフォルトのヒープサイズが小さいため動作しない。
          対策:ヒープサイズを増やす。(参考)((ピン割り当てなどを設定する)*.cydwrファイルを開き、[System]タブを選択。下図のようにHeap Sizeを0x80から0x200に増やす。

      • これは、バッドノウハウのような気がしますが、SSピンはSPIMモジュール外、プログラムで直接制御しています。
        SPIMモジュールが一度に読み出せるのは16ビットまでの様子。こて先温度計シールドで使用しているMAX31855では32ビットを一度に読み出す必要があるので、32ビット分読み出すまでSSピンをLに保つために、このようなことをしています。

    感想など

    • PSoC初挑戦。mbed慣れしていたので、PSoC Creatorの世界観に慣れるまで苦労しました。
        • 当初、作成したコンポーネント名に対応したルーチン(API)が自動生成されることが理解できず、ドキュメント記載のAPIが使えないと悩みました。

    • 非力なマシンを使っていると、非常に効率が悪い(ローカルにコンパイラが動くため、さくさくコンパイラが出来る環境無いと辛い。mbedのクラウド環境は、ローカルマシンのCPUパワーが低くても結構実用になる)。

    • 初心者こそオシロスコープ、ロジックアナライザ必要
      • I2C液晶がうまく動かない時に、LABTOOLを使ってコツコツデバッグしました。これが無かったら、ギブアップしていたかもしれません。

    • SPIも初挑戦。前述のSSピンの制御以外は、こちらは前述のSSピンの制御以外は割とすんなり行きました。

    参考リンク



      2015年7月20日月曜日

      コテ先温度計シールド + Universal Embedded Board for LPC11U68)

      こて先温度計シールドUniversal Embedded Board for LPC11U68を購入
      これをI2C接続の小型LCD搭載ボード(3.3V版)と組み合わせてこて先温度計を作ってみました



      参考リンク


      • スイッチサイエンス コテ先温度計シールド
      • HAKKOのこて先温度計ページ(こて先温度計を使ったことが無い人は、メンテナンス情報を一通り目を通しておいた方が良い。測り方も丁寧に説明されている。)
      • 交換用センサー191-212
        • HAKKO e-shop
        • 店舗販売の例:斎藤機工秋葉原営業所 コテ先温度計を取り扱っている店なら置いているかと
        • その他通販(取り寄せになるところが多い)

      Arduino Uno3で使用


      余談:”ジグザグハック”or"Sneaky Footpinrts"

      • ピンヘッダ用のパターンが真っ直ぐではありません。これは”ジグザグハック”or"Sneaky Footpinrts"と呼ばれているテクニックで、手はんだ字のピンヘッダが傾きにくく、抜けにくくなるようです。参考リンクswitch sciencesparckfun 

      回路図を読む


      • 回路自体は3.3Vで動作(3.3VのArduino互換機で使用する場合は、SJ1とSJ2をショート
      • MAX31855はSPI動作
      • 使用しているピンは、3.3V(JP1-5)、GND(JP1-2,3)、MISO(JP3-5)、SS(JP3-3)、SCKC(JP3-6)、SDA(JP3-9)、SCL(JP3-10)

      Universal Embedded Board for LPC11U68で使えるか?

      • Universal Embedded Board for LPC11U68 に上記信号は出ているか?→出ている
      • IOピンの電圧は3.3Vなので、コテ先温度計シールドのSJ1とSJ2をショートして3.3V動作にする必要がある
      • USB UARTは使えない
      • シールドを被せるとRESET, ISPボタンに指が届かない。P2から信号を引き出して外部にボタンを設けた。(1:GND, 2:ISPボタン, 3:RESETボタン)
      • ピンの引き出した様子は写真参照
      • MAX31855のライブラリが既に存在したので、コードはほとんど書いていません。
      • mbedコード : https://developer.mbed.org/users/takafuminaka/code/Soldering_Tips_Thermometer/
      • コンパイル方法: LPCXpresso 11U68を選択してコンパイル
      • 書き込み方法
        1. USBケーブルでPCに接続
        2. RESETボタンとISPボタンを同時に押し、RESETボタンを先に離してから、ISPボタンを離す
        3. ドライブとしてマウントされるので、firmware.binを消去後、mbedで作成したbinファイルを書き込む
        4. RESETボタンを押す

      • こうして作成したのが最初の写真となります。

      2015年5月31日日曜日

      I²C延長実験(HRM1017+BME280+HDC1000)



      結露モニタ プロトタイプ1(BME280とHDC1000使用)にて、LANケーブルを利用したI²Cの延長を試しましたが、何が起こっているのかをLabToolを使って調べてみました。
      (真面目にバッファICを使って延長する方法は、NXPのアプリケーションノート(AN10658)。とっつきにくい場合はI²Cサンプルブックから。)

      プログラムの動作を見る限りでは、何の違いもなく45mまで延長出来たように見えましたが、アナログ的には随分と状況が悪化していることが分かりました。

      主たる原因はバスの容量の増加に伴う信号の立ち上がりの鈍化。
      規格上のI²Cバスの容量の400pFですが、
      Cat6ケーブルの容量は5~6nF/100m (1kHz)程度らしいので、500~600pF/10m。
      現在の何の工夫もない状態では、高々10m位までで使うのが良いようです。

      最初の公開時に言及していたリンギングは、測定方法に問題がありました。測定点のそばでGNDを確保したところ無くなりました。

      このような状態で一見うまく動いているのは、たまたま、今回の組みあわせ(HRM1017+BME280)が良かったのかもしれません。
      電圧降下は激しいので、少なくとも低電圧動作が可能なマイコン/センサの方がうまく動きそうな気がします。

      mbed祭 2015@初夏の東銀座用資料

      mbed祭 2015@初夏の東銀座で展示した、
      「mbed HRM1017+BME280使用 結露モニタと LANケーブル利用I2C延長」
      の資料です。

      用意したプレゼンテーション資料です。うまく映せずすいませんでした。 

      別途用意していた配布資料+回路図です。

      HRM1017用のコードは以下で公開しております。


      LabToolについて

      LabToolはNXP社の光速ADコンバータ搭載マイコンLPC4370を使った簡易測定キットです。
      詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

      実験装置概要
      回路とプログラムは結露モニタ プロトタイプ1(BME280とHDC1000使用)です。液晶表示装置を追加しています。
      I²Cバス上のデバイスは、HRM1017を除いて4つ
      LANケーブルの手前には、HRM1017そばにHDC1000と液晶表示装置、そのうちHDC1000に10kオームのプルアップ抵抗
      LANケーブルの先にはBME280と液晶表示装置、それぞれに10kΩのプルアップ抵抗となります。

      測定結果

      以下に、バスの接続ケーブルを伸ばしていくにつれ、SCLシグナルがどうなっていくのかを記しています。(HRM1017側のSCLと、ケーブルの先のI²CバスのSCLを取得しています。)

      ジャンパケーブル接続(数10cm)



      2mのCat6 LANケーブル
      少し信号がなまっている位で、あまり違いは見えません。



        7mのCat6 LANケーブル使用
        電圧降下、波形のなまり



        15m Cat6 LANケーブル使用
        さらに信号は悪化
        回路自体は動作している



        30m(15mLANケーブル2本連結)
        波形の悪化に伴い、動作周波数が勝手に50kHzに落ちている。クロックストレッチという現象が発生している?
        プログラム自体は正常に動作しているように見える。値も正常。



        45m(15mLANケーブル3本連結)
        30mの時と同様
        プログラム自体は正常に動作しているように見える。値も正常。




        2015年5月1日金曜日

        結露モニタ プロトタイプ(BME280とHDC1000使用)

        mbed祭 2015@初夏の東銀座用資料

        mbed祭 2015@初夏の東銀座で展示した、
        「mbed HRM1017+BME280使用 結露モニタと LANケーブル利用I2C延長」
        の資料です。

        用意したプレゼンテーション資料です。うまく映せずすいませんでした。 

        別途用意していた配布資料+回路図です。

        HRM1017用のコードは以下で公開しております。


        以下、投稿当時の内容


        スイッチサイエンス社から、BME280という温湿度気圧センサーが発売されました。


        また、秋月で購入したHDC100という温湿度センサーを持っています。


        これらを利用して、結露に関する情報を得られるモニタのプロトタイプを作ってみました。

        概要

        • mbedマイコン (最終的にBLEで情報を飛ばしたいと思っているので、mbed HRM1017を使っていますが、現段階では使っていないので他のmbedでも動くと思います。)
        • 屋内用センサ: 秋月で購入したHDC1000 (温湿度センサ)
        • 屋外用センサ: スイッチサイエンス社で購入したBME280(温湿度+大気圧センサ)
          • プルアップ抵抗 10kΩ
        • LANコネクタDIP化キット:秋月で購入したK-05404
        • LANケーブル:LD-GPT/WH70 (7m Cat6対応ケーブル)
          • カテゴリー6ケーブル(Wikipedia)参照
          • T568B結線の半分(4本)を使っています。
            ピン番号
            ケーブル色
            信号名称
            1
            /
            VDD (+3.3V)
            2
            SDA
            3
            /
            VSS (GND)
            6
            SCL


        • LEDは通常のLED(OSNG3133A, OSNR3133A)。電流制限抵抗3.9kΩ (3.3kΩ可)


        配線図など

        • パーツリスト
          • 屋内(想定)モジュール
            #
            モジュール
            製品名称
            購入先
            備考
            1
            mbed
            mbed HRM1017
            スイッチサイエンス

            2
            I2C温湿度センサ
            HDC1000使用
            温湿度センサーモジュール
            秋月電気通商
            I2Cのプルアップ抵抗搭載
            3
            LED1
            OSNG3133A
            秋月電気通商

            4
            LED2
            OSDR3133A
            秋月電気通商

            5
            抵抗
            3.3kΩ
            秋月電気通商
            HRM1017GPIO電流制限0.5mA用に調整
            LEDは定格よりはかなり低い電流値で使用
            6
            抵抗
            3.3kΩ
            秋月電気通商
            同上
            7
            RJ45
            LANコネクタ
            DIP化キット
            秋月電気通商

          • 屋外(想定)モジュール
            #
            モジュール
            製品名称
            購入先
            備考
            1
            I2C温湿度・気圧センサ
            BME280搭載 温湿度・
            気圧センサモジュール
            スイッチサイエンス
            I2Cのプルアップ抵抗未搭載
            2
            抵抗
            10kΩ
            秋月電気通商
            I2Cのプルアップ用
            3
            抵抗
            10kΩ
            秋月電気通商
            同上
            4
            RJ45
            LANコネクタ
            DIP化キット
            秋月電気通商

        • 実体配線図など


        プログラム

        今回使ったプログラムはmbed上に公開しました。
        https://developer.mbed.org/users/takafuminaka/code/Condensation_Monitor/


        • 起動後10秒間、LED1(緑)とLED2(赤)を点灯させ、消灯します。
        • 10秒周期で2つのセンサーの値を読み取ります。
        • 結露を検知すると、LED2(赤)が点灯します。コンソール出力が有効な場合はそちらにメッセージを出します。(後述)
        • 結露が近いと判断する(結露までの温度差がwarn_wid(℃)を下回る)と、LED1(緑)が点灯します。コンソール出力が有効な場合はそちらにメッセージを出します。(後述)
          • warn_widは20℃と大きく設定しています。実運用では2~3℃に設定すると良いです。
        • コンソール出力はmain.cppの”#define NEED_CONSOLE_OUTPUT 1”をコメントアウトすると抑制出来ます。
          • コンソールをPC側で表示させない場合は抑制しないとmbed側の動作が停止すると思います。
        • コンソール出力について
        • 出力例
          In: 24.90 degC, 60.85 % Out: 26.10 degC, 55.20 %, 1011.04 hPa
          Humidity Ratio [g/kg] : In 11.79 Out 11.49
          Due Point Temperature [degC] : In 16.40 Out 16.81
          9.70 degC to Condensation at Outside
          8.08 degC to Condensation at Inside
          9.29 degC to Condensation at Window Inside
          8.49 degC to Condensation at Window Outside
          • 1行目に室内センサーの温度と湿度、室外センサーの温度、湿度、気圧が表示されます。
          • 2行目に屋内外の絶対湿度が[g/kg]単位で表示されます。
            • 結露対策のために換気をしても良いかどうかの目安となります。
              例えば、屋内の湿度が高い場合に、屋外の絶対湿度が屋内よりも低ければ、換気をするだけで湿度が低下します。
              逆に屋外の絶対湿度が屋内よりも高い場合は、湿分を取り込むことになるので換気をすると屋内の湿度が上がります。
          • 3行目に屋内外の露点が表示されます。
          • 4行目以降は警告あるいは注意表示です。
            • 上記の例は、後何度下がると何が起こるかが表示されています。
              • 最初の行は屋外の温度と露点を比較し、あと何度で結露するかを表示
              • 次の行は屋内の温度と露点を比較し、あと何度で結露するかを表示
              • 次の行は屋外の温度と屋内の露点を比較し、あと何度屋外が冷えると窓が結露するかを表示
              • 次の行は屋内の温度と屋外の露点を比較し、あと何度屋内が冷えると窓が結露するかを表示
            • もし、露点を下回った場合は結露が発生したとみなし、” Condensation at  XXX”あるいは” Condensation at Window XXX”の様にメッセージを出します。


        理屈


        温湿度が分かれば、露点が計算できます。
        さらに気圧が分かれば、絶対湿度が計算できます。


        室内外の計測情報を活用すると、結露しているのかどうか、あるいは、あと何度で結露するのかが分かります。

        今回のプログラムでは、ここここの式を利用して計算しています。


        LANケーブルによるI2C延長について

         シリアル拡張ICサンプルブックI2C仕様書等を参考に考察と実験を行い、上記ケーブルを使いました。ツイストペアケーブルを使ったバス延長はI2C仕様書p.60に説明があります。

         そこで、Cat6の15mケーブルを借りてきて試したところ、3.4Mhz(設定値ベース)で通信可能でした。

         プロの方いわく、「シングルエンドの信号なんで,インピーダンスの低い線とペアで扱うことにより良好な結果が得られる」のだそうです。

         

        写真は載せませんがその後もう少し実験をした結果です。

        • Cat5e 15mのケーブルでも成功(100kHz設定)
        • Cat6 15mのケーブル3本を延長コネクタで接続(つまり45m!!)しても成功(100kHz設定)

         結局限界は今回は分からずじまいでした。私の用途では、十分すぎる性能です。
        本当は、数mでうまく動かなくなり、サンプルブック付属のバッファICで延長するという計画だったのですが、無くても動くという、思わぬうれしい誤算でした。

        (2015-05-19追記)
        Labtoolで取得したI2Cバスの様子です。
        アナログ波形はずいぶん歪んでいるようです。
        また、I2Cの周波数指定はうまく効いていなかったようで、100kHz動作です。






        2015年3月17日火曜日

        WallbotBLE (MPU6050 only) and "EEG Acceleration logger"

        さて、EEG Acceleration loggerとnecomimiで遊んでみたわけですが、このアプリは”三軸加速度三軸ジャイロセンサモジュール”(MPU6050)のセンサー値を表示したり、グラフ化したりする機能もあります。

        私は、まだこのセンサーモジュールを持っていないのですが、先日購入したばかりのWallbot BLEがMPU6050を搭載していることに気づいたので、これで試してみることにしました。

        プログラムはケンタさんのBLE_MPU6050_Nanoを元に、次の変更を加えました。
        変更前のmain.cpp 28行目~
        //MPU6050 mpu(p4, p5);
        MPU6050 mpu(I2C_SDA0, I2C_SCL0);

        static const char DEVICENAME[] = "BLE-Nano";
        変更後のmain.cpp 28行目~
        //MPU6050 mpu(p4, p5);
        MPU6050 mpu(I2C_SDA, I2C_SCL);

        static const char DEVICENAME[] = "WallbotBLE";


        あとは、プラットフォーム設定を"Wallbot BLE"に設定し、コンパイル後書き込んで完了です。
        良い感じにセンサー値を拾えているようです。





        WallbotBLEを出荷状態に戻すには....
        JKSoft のBLE_WallbotBLE_Challengeを書き込みますが、
        なぜか、前後が逆に動いてしまったので、main/cppの22行目の
        #if 0

        #if 1
        に変更しました。
        (Firmwareを戻しておかないと、息子に怒られるので...)

        2015年3月16日月曜日

        necomimi and "EEG Acceleration logger"

        普通の人の3周遅れくらいでnecomimiを入手...


        mbed HRM1017の勉強を始めた頃から、ケンタさんがこれで遊んでいるのを知ってまして、
        私もいずれ遊んでみよう...と思っていたのでした。

        最近、ケンタさんが、Apple Storeにログを取るアプリ”EEG Acceleration logger”を公開されました。そこで、これを機に入手して遊んでみることにしました。
        • necomimi改造
        • mbed HRM1017接続
        • BLE nano接続


        まずはNecomimi単独で

        まぁ、3周遅れでレポート書いても仕方ないですが...
        • ベルトがきつい....すいません。頭の後ろ回すんですね。ちゃんと取説(と、ついている紙)は読まなきゃですね。
        • ゾーンモード難しい...全然できません。
        と思ったら、うちの息子、付けて数分でマインクラフトしながらゾーンモード出した...将来期待できるかしら?←親ばか


        参考資料


         necomimi改造


        • 他の方同様に、メインボード側から、TAG1への信号を取り出す。
        • ピンの対応は次の通り
          TGAM1
          Main Board
          意味
          mbed
          GND
          TP1
          GND
          GND
          VCC (V)
          TP2
          VCC
          VDD or
          RX(R)
          TP3
          センサへの送信
          接続不要
          TX (T)
          TP4
          センサからの受信
          Serial Rx (UART入力)
          (任意ピンに再割当可能)
        • 最終的にmbed用のnecomimiから電源を取る計画なので、4本とも取り出しました。(AWG24)
        • ケースにカッターで穴を追加し、端にピンソケットを接続。電極部分は熱収縮チューブで保護。


         mbed HRM1017でのテスト

        • mbed HRM1017用のコードが提供されているので、まずはmbed HRM1017で接続
          ちなみに、赤:VDD、黒:GND,黄色:P0_11に接続されています。(mbed HRM1017をはじめよう参照)
          LED1,2もつないでいますが、このプログラムでは光らないので、不要です。
          プラットフォームがちゃんとmbed HRM1017であることを確認してからコンパイル&書き込み。
        • うまく動いているようです。


         BLEnano

        • 今度はBLEnanoでやってみます。
        • せっかくのコンパクトなデバイスですので半田付け無しでやってみました。
        • 用意したのは、サンハヤトのスルーホールテスト用テストワイヤTTW-200

          ピン先がこんな風になっていて、スルーホール、ピンソケット、ブレッドボード等に使うことが出来ます
        • 書き込みのためのUSB I/Fとの接続は、GND, VIN, SWCLK, SWDIOの4本だけ接続

        • プログラムは、次のように変更しました。
          変更前のmain.cpp 5行目~
          //#define BLE_Nano
          #define HRM1017

          #define DBG 1
          #define NEED_CONSOLE_OUTPUT 1 /* Set this if you need debug messages on the console;
                                         * it will have an impact on code-size and power consumption. */

          Serial  pc(USBTX, p11);       //for UART comms (TX, RX)
          変更後のmain.cpp 5行目~
          #define BLE_Nano
          //#define HRM1017

          #define DBG 1
          #define NEED_CONSOLE_OUTPUT 1 /* Set this if you need debug messages on the console;
                                         * it will have an impact on code-size and power consumption. */

          #ifdef HRM1017
          Serial  pc(USBTX, p11);       //for UART comms (TX, RX)
          #endif

          #ifdef BLE_Nano
          Serial  pc(USBTX, p5);       //for UART comms (TX, RX)
          #endif
        • プラットフォームがちゃんとBLEnanoであることを確認してからコンパイル&書き込み。
        • で、necomimi改との接続はこうなります。
        • 適当にプラスティックの箱に入れて、ケーブル束ねてnecomimi改の横に貼り付けると、こうなりました。

          これくらいコンパクトなら、付けたままでいろいろ出来ますね

        で、脳波?測定の結果は?

        • 実際にこれを装着したまま、数時間生活してみた(昼寝含む)のですが、DELTA波のグラフがちょっと伸びるだけで、ほとんどそれっぽいデータが取れません。
        • 壊れているのかな?と思いましたが、necomimi自体はそれっぽく動いています。ボーっとしているとリラックスモード、集中するとゾーンモードなど。なので、壊れているわけではなさそう。
        • いろいろWebで調べてみると、necomimiではあくまで筋電測定が関の山で脳波が測定できるようなハードウェアでは無いとのこと。
        • まぁ、こめかみの筋電でも、ある程度の判定が可能ということのようです。
        • なので、本アプリはあくまで参考までと考えることにします。
        • 数値が取れること自体が面白いし。
        • あえて言うなら、測定されたモードもアプリで表示出来ると面白いかも。→日々ゾーンモードに入った時間や装着時間に占める割合など記録して、徐々に訓練して集中力を高める訓練に使うなど。
        • 万人受けする遊び方ではないですが、私はそれなりに楽しみました。自分でも何かアプリ作ってみたいですね。

          2015年3月1日日曜日

          uCXpresso LilyPad for nano51822 : 文鎮化

          uCXpresso LilyPad for nano51822 が、一つ文鎮化しましたorz

          • 説明通り、LPC expressoで作ったhexファイルを、Android経由でDFUアップデート→成功
          • SWDを配線後TSUBOLINK-2等で書込→失敗。
            • FAIL.TXTの内容は、”The interface firmware FAILED to initialize the target MCU”
            • 書き込み自体ができない様子で、リセットすると元のプログラムが再開する。
          • DFUでmbedオフラインコンパイラでコンパイルしたファイル(softdevice + application hexファイル)書き込み→予想通り失敗。文鎮化。
            • 二度とDFUモードにならず、mbed書き込み出来ない状態も継続

          現在、いろいろ調査中。
          SWD経由で復旧させないと、どうしようもないですね。

          2015年2月22日日曜日

          もう1つのNRF51822 オフラインコンパイラ(uCXpresso.NRFを試してみる:インストール編)

          昨日調べていたuCXpresso LilyPad for nano51822ですが、とりあえず手持ちのマシンにインストールしてみました。
          他のNRF51822環境でも使えるのでは?という期待もあります。→ライセンスを購入しないと、他のモジュールでの利用や商用利用は難しそうです。(Link)
          LPCXpresso IDEはEclipse+GCCの開発環境の様です。

          インストールは、”Getting Started with uCXpresso.NRF”(英語)に沿って進めていきます。
          (正直、面倒くさかったです!!!)

          install LPCXpresso IDE


          • Increase VM memory for Windows System (Windows環境)
            もしLPCXpressoが起動している場合は、一旦停止。c:/nxp/LPCXpresso_x.x/lpcxpresso/lpcxpresso.ini を開いて、MaxPermSizeの値を256MBから512MBに変更して下さい。(X.Xはインストールバージョンによって異なる数字となりますので、自分が使う環境に合わせて指定して下さい。)

          • Install new software (Eclipse Plug-­‐in)
            LPCXpressoを起動。
            Help -> Install New Software から Addを選択

            Name: Eclipse Juno
            Location: http://download.eclipse.org/releases/juno
            「General Purpose Tools」 セクションから、 “Marketplace Client”を選択
            「Mobile and Device Developments」 セクションから、 “Target Management Terminal”を選択

            その後インストール(Next→ライセンス確認(Accept)→各種警告にYesで回答)
            完了すると、再起動を促されるのでLPCXpressoを再起動
          • Install RXTX Plug-­‐in
            同様に
            Name: RXTX
            Location: http://archive.eclipse.org/tm/updates/rxtx/
            最新バージョンのセクションから、"“RXTX End-­‐User Runtime”"を選択

            その後インストール(Next→ライセンス確認(Accept)→各種警告にYesで回答)
            完了すると、再起動を促されるのでLPCXpressoを再起動

          • enable the USB CDC virtual COM.Port (Mac OS X) (多分不要?)Terminal Appから以下を実行
            sudo mkdir /var/lock
            sudo chmod a+rw /var/lock


          • SVNをインストールHelp > Marketplaceを起動
            Find欄に”SVN”と入力後をGoを実行。
            検索結果から"Subversive"をインストール。
            完了すると、再起動を促されるのでLPCXpressoを再起動

          • Show the SVN and Terminal Views
            Window -> Show View -> Other を起動
            SVNの下のSVNレポジトリーを選択して[OK]を実行。

            SubversizeのSVN Connection選択画面が開くので、SVN Kitの最新版(執筆時点で1.8.7)をインストールする。
            完了すると、再起動を促されるのでLPCXpressoを再起動

          • Show the SVN and Terminal Views
            Window -> Show View -> Other を起動

            「SVN」の下の「SVNレポジトリー」と、「Terminal」の下の「Terminal」を選択して[OK]を実行

          • SVNレポジトリータブを右下から左上に移動

          Install uCXpresso.NRF Framework


          • Check Out uCXpresso.NRF framework
            追加したレポジトリ表示を展開してuCXpresso.NRFの上で右クリック

            ドロップダウンメニューから”チェックアウト”を選択

            チェックアウトが完了すると、Project WorkspaceタブにチェックアウトしたuCXpresso.NRFが展開されます。

          Exampleプログラムのコンパイル

          • Exampleプログラム"blink"のチェックアウト
            SVNレポジトリータブから、examples/rtos/blinkをチェックアウト
            (右クリックでプルダウンメニューを出し、チェックアウトを実行)
          • コンパイル実行
            Project Workspaceで"blink"を選択し
            Quickstart Panelから"Build 'blink'[Debug]"を実行
            コンパイルが進行し、実行ログが右下の”CDT Build Console ...”に表示されます。

          • 作成されたhexファイルは起動時に指定したworkplaceパスに格納されています。